生姜のような痺れ

自分の生きづらさ、誰かのせいにしたいけど全部自分起因。生きている間は延々とこの生きづらさと付き合っていかなければならないのが悲しい。

その中でも時々、どうしようもなく生きたくなる出来事があったりする。

日曜日、ユニゾンのライブだった。1月ぶりのユニゾンだった。毎回泣いているんだけど笑、自分でも驚くくらい泣いた。肩を震わせてぼろぼろ泣いた。

自分のこと、諦めきれなかったから今日日まで生きてきた。それだけでも充分だよって言われたような気がした日だった。まっすぐな光の日。命はある、それっぽっちのことでもおみやげになるから。いつかのどこかでたまに振り返るね。

 

私という人間はクソだし、人生はハードだし、ポップに生きたかったのに真逆をいっているし…

そんなくそみたいな人生の中で、どんなにささやかでもいいから希望やら祈りやらを見つけて生きていこうと思っています。

またぐらついたり悪くなってしまったら寄りかかれる人には全力で頼っていこうと思う。その時はまたどうぞ宜しく。ということで12月からの精神科通いが終わりました。まただめになったら病院の力も薬の力も借りようと思う。

 

話変わって今日から少しだけ旅に出ます。言葉少なな旅になりそうな気がしている。

ぼちぼちと写真あげたりするので、気が向いたら見に来てね。

では北上します。

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slave

長い長い学生期間を終え、社会人になった。まだ3週間目だが。

 

覚えることが嫌になるほど多くて毎日勉強をしている日々だけど、個人的にはいいところに配属してもらえたな〜と思っている。覚えることは多いけどね。覚えること多すぎるけどね!

 

同期は10人以上いて、男の人が割合としては多いが、女の人も自分含め4人いる。それなりにコミュニケーションをとっているが、人間どうしても社交性が死に絶えている日がある(と思う。)

ここ最近はずっとそうだけど、同期の女の子たちがエレベーターを待っているのを見つけて一旦トイレに戻ったり、前を歩いているのを見つけて裏道を使って先回りしている。そこに割ける力が今は無いのでね…

 

色んな体力が無い時、どこに力を使えるかは人それぞれだと思う。私は社会的なところに一切力を割きたくなくなる。だから私は奨学金の申し込みも忘れるし、賃貸の更新書類も忘れるし、周りの人を睨んだりする。ダメだなぁと思っているだけ上出来だと思ってほしい…

 

「もっと出来るはずだ」とか「自分がどこまでやれるか知りたい」とか、いわゆる社会的地位を貪欲に求めて生きている人が世の中には一定数いる。私はそんなものから最も遠いところで生きている。私が求めているのは、友達と目的もなく歩いたり、恋人より先に目が覚めて寝顔をぼんやり眺めたり、知らない土地を右も左も分からず歩いたり。そういうことだけでもう充分。それ以上何も欲しくない。

私のような人ばかりだと人類は未だ旧石器時代的な生活を送っていたかもしれないので、向上心の塊の人々には感謝をしなければならない。ありがとう、ありがとう…

そんな向上心の塊の人から差し入れてもらったチョコを食べながらこれを書いています。

 

最後にこの前作った美味し美味しご飯の写真でも見てください。コンビーフクリームチーズと醤油と黒胡椒混ぜたやつ大好き。

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新潟弾丸旅

3月23日、朝4時起床。5時過ぎに家を出た。18きっぷを片手に…

 

新橋から高崎までグリーン車に乗った。1000円課金で通勤ラッシュで混雑した電車に乗らなくて済むのはありがたい。
隣の人が貧乏ゆすりをしながらPCを叩いていた。私はその横でレモンサワーを一缶開けた。癖になる快楽。

 

高崎から上越線に入る。新潟に行くのは3回目だ。去年の8月と11月。高揚と鬱屈。対照的であって、なんだか類似もしている。そんな今まで。

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水上での乗り換えももう慣れた。颯爽とボックスシートを確保した。
ボックスシートからしか得られない栄養がある。

 

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越後湯沢を出たあたりで急に電車が止まった。車内アナウンスで「風の影響でこの先速度を落としての運行となります。」今回は旅程がひとつでも崩れるとまずいのだ。車内で焦って時刻表を調べた。そしたらすぐに「風の影響は大丈夫とのことなので通常の速度で運転いたします。」変な汗が出たけど、なんとか乗り換えできそうで安心した。車内の大学生はスキーウェアを着て談笑をしていた。外は長い冬の名残が薄汚れて積もっていた。


六日町で乗り換え。改札内ほくほく線の切符売り場で美佐島行きの切符を購入。
今回の目的地のひとつ。11月の新潟旅で行き損ねた場所。ほくほく線、名前も車内も好き。

 

美佐島駅で降りるのは私だけではなく、親子も一緒だった。私はひとりだ。
こういうところはなるだけひとりで訪れたい。誰かと行くのも素敵だと思うけれど、ひとりだということに意味がある。そんな気がする。

 

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駅は面白いつくりをしていて、絶妙に心をくすぐる。
待合室の中にある駅ノートを眺めた。
知らない誰かの言葉にクスッと笑ったり、驚いたり。許されるのであれば、こういうことだけをして生きていきたい。
駅の周りを少し歩いた。民家はあれど何かしら観光地があるわけではない。でもそれが良い。私はそんな場所が好きだ。道端に雪の塊とつくしとふきのとうが同居していて、少し不思議な気持ちになる。これがこの場所の春なのだ。アウターが邪魔になるくらいの春の心地だった。

 

 

駅に戻って電車に乗り十日町へ。ここは11月にも少しだけ訪れていた場所。季節が変われば街も変わって見えたりする。お寿司屋さんへ。マップの指示に従って歩いたらよくわからない畦道を歩かされた。ずっと畦道だけを歩きたい。


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お寿司屋さんで軽くビールを飲み、お寿司を欲望のままに食べた。鮪の色が綺麗で感動した。新潟、お魚美味しい。(高知も美味しい。)
少しフワッとした足で駅の方へ戻る。十日町は駅を挟んで東と西で少し雰囲気が違うように思う。

 

十日町から飯山線に乗り込む。初飯山線越後川口上越線に戻る。乗り換えをして長岡へ。長岡は高知市くらいに安心感がある。
今回の最終目的。長岡市にある旧中島浄水場配水塔。これを見るために来たのだ。

 

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素敵すぎないかい?この建物たちは水道公園としてあるので、塔の下あたりで小学生が遊んでいる。この子たちにいつかこの景色を懐かしく、恋しく思ったりする日が来る。そういうことを思うだけで馬鹿みたいに心の奥の変なところがぎゅっとする。君たちの育った街は素敵なんだ。

 

信濃川沿いの土手を「帰りたくないよ〜。みょーーーーん」と奇声をあげて歩いた。
街中をぶつぶつ言いながら歩いていたら後ろから人が来ていて、ひとりごとは極力控えよう…と少し反省した。

 

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16時頃に長岡駅に戻ってきた。恋人が新潟出身なので、帰省から戻る彼と合流して東京に戻るというやつ。私が長岡にいるのが変らしい。一緒に夕飯を食べて19時前の新幹線に乗って帰った。

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新幹線の車内でいろいろ考えていた。
苦い記憶ばかりがこの場所に定着するのが嫌で、今回恋人の帰省に合わせて新潟に行くことにしたのだ。始発在来線の日帰りというイカれたスケジュールにしてしまったけれど、それでも今回行くことにして良かった。
これも自分のことを掬う行為のひとつなのだ。そしてまたいつかこの日のことをどこかで拾い上げる日が来れば良い。

 

 

12.3km

3月16日。本来であれば学校の卒業式。行かなかったけれど。どう頑張っても二度と行きたくない場所になってしまった。会いたい人には卒業後も連絡をとるつもりだし、それ以外はもうどうでもいい。家にいるのもなと思って田浦へ足を運んだ。

 

今回の目的は月見台市営住宅を見ること。実態は廃墟化した団地。田浦駅で降りて坂道をのぼっていく。汗ばむ気温にもう春だということを認めざるを得なかった。花々は咲いて鳥も鳴いていた。もう春なんだなあ…気付けば3月中頃だもんね。

 

 

月見台市営住宅は、のの字をした坂を登った先にあった。急に人の気配がしなくなった。来ては行けないところに来てしまったような気がする。静かなわけじゃないけど、とても静か。いつかここに誰かの人生があったかと思うと、後ろめたい気持ちになってしまう。そんなことを考えながらゆっくりと歩いた。

 

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まだまだ坂道をのぼる。十三峠給水塔を見たくて歩いた。大きな建造物が好きだ。近くに野菜の無人直売所があったけれど、何も残っていなかったので無念…と言いながら横切った。

 

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どっちに歩いていこうか迷った時、猫が階段を降りていったので後に続いてみた。猫に道を決めてもらうのも良い。台地というだけあって坂道と階段が多い。あと道幅の狭い路地も多い。なんと歩きがいのある街なのだろう。

 

お腹がすいたのでどこかでご飯を食べようと思ったらパン屋さんを見つけた。私は知らない街の知らないお店でパンを買うという行為が好きなのだ。どこで食べるか迷っていたら"田浦梅の里"の看板を見つけたので行くことに。この時、私は完全に油断していました。とてもとてもきつい階段を延々と登る羽目に。長時間歩く体力はあれど、坂道や階段はすぐ疲れる。1人でうわー!舐めてた〜!!まいった!疲れた!とでかい声出してなんとか上がりきった。

 

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ベンチに座ってパンを食べていると猫ちゃんが来た。1日2回も遭遇できるなんてラッキー。色々考えながらご飯を食べた。自分で自分のことダメにしちゃったな〜と思ったけど、少しずつちゃんと前を向いているのでそれだけでいいではないかと。この思考大事。卒業式行かなくて良かったな。

 

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こういう草っ原が広がっているところ、甫喜ヶ峰がすぐ頭に浮かぶ。もう3年くらい行ってない。幼少期の夢によく出てきた場所。知らない街を歩く時、懐かしさを感じることが嬉しい。だからこそ知らない街をたくさん歩きたい。今までとこれからのため。

 

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その後も電車の時間まで思う存分街を練り歩いた。田浦、良いところだ。

 

12キロ、59階分の段数を歩いたらしい。そりゃ疲れる。横浜の乗り換えまで少しうとうとしようか。

2023.3.12

朝5時半に目が覚めた。前の日2時くらいに寝たので起きるのが早すぎる。
楽しみだというのもあるが、花粉のせいでもある。花粉が憎い、この世の全てが憎い。
眩しい外の光が洗濯物の影をカーテンに作っていて、それがなぜだか綺麗に見えてぼんやりと眺めた。そんな今日はクリープハイプのライブ。

 

恋人と待ち合わせをして海浜幕張へと向かった。
そうなんです、今回のライブは恋人と行ったのです。連番ではないけれど。
幕張は他のライブや催しもあったためカオスが極まっていた。我々の頭の中の斎藤宏介が「やばすぎんだろ」と言っていた。
幕張メッセの国際展示場。会場でっけ広広でっけ〜人多〜

 

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「身も蓋もない水槽」から始まった。緊急事態宣言から約3年。

「明日はどっちだ」この曲は死ぬまでに聴きたい曲のひとつ。まさかやってしまうとは…どうしよう、ねがいり聴けたらもう死ねてしまう、、
高一の時に毎朝行きたくなくてよく聴いていたこと、専門に通い始めてすぐの頃も朝縋るように聴いていたこと。数多思い出すことがあった。
「傷つける」高校時代、帰りの汽車でよく聴いた。アルバム最後の曲。家までの道を歩いた記憶。夕焼けと夕方の匂い。鮮明に思い出せてぼろぼろ涙が出てきて困った。今までこの曲にそんなイメージは無かったけれど唐突に記憶を揺すられた。あの頃の色々を忘れるんじゃないよと。
「チロルとポルノ」初めてクリープを見た時のライブでもやっていた。朝、汽車の中で友達とこれやったの嬉しかったねって話をした日のことを思い出した。尾崎さん、待ち受けにしてたよね。
「HE IS MINE」3年ぶりにライブで声を出した。個人的には声出し無しの方が好きだったけど、以前のライブのかたちに戻りつつあるんだなと変にしみじみとした。
「おやすみ泣き声、さよなら歌姫」シンプルにめちゃくちゃ好き曲なので聴けて嬉しかった。
めちゃくちゃメッセージソングですと言って始まった「二十九、三十」この曲には思い入れがありすぎてぼろぼろ泣いてしまった。
クリープが生活の中に存在するようになってからもう8年くらい経つ。それはもう思い出すことだらけ。特にこのバンドにはしんどい時助けてもらってきたから尚更。
とても良いライブだった。次はライブハウスで見たい。

 

ライブ後、恋人とご飯を食べお酒を飲んだ。
寮まで見送って駅まで歩くこと、もう無いのは少し寂しいと思う。この一年よく歩いた道。何かしらのタイミングで吹き零れたように思い出すことがあれば嬉しい。

のぼる

冬の終わりの線引きって難しい。もう春みたいな感じがするけど、名残惜しくてまだ冬だと思い続けている。

 

今日は病院をはしごした。土曜日に行った健康診断の結果をもらった。
自分は採血しづらい血管の持ち主らしいが、それのせいで溶血が3+になっていた。左の肘の内側を2箇所、左手の甲を2箇所、刺されて更にそのたびに血を抜かれた。ひえ…
左手の甲と肘が青くなっており、これを見る度になるだけ大きい病気にかからないように気をつけないと!と思っている。過去、点滴でも苦労した覚えがあるのでなるだけ元気にいたい。
そのあと、2週間に1回のお決まり精神科へ。今日はえらく混んでいる日だった。
睡眠薬を飲まなくても眠れるようにしていく話と、様子を見つつそのうち通院を終えていく話も出てきた。まだ薬を飲まないとうまく眠れないけれど徐々に慣らしていきたい。

 

ご飯も作るようになってきた。昨日もバイトから帰ってパスタを作った。(えらいね)
今日もご飯を作った。鶏そぼろが食べたくなって作った。昨日買ったいちごを潰していちごミルクを作って飲んだ。昨日も飲んだ。えへ。
前みたいに大量に作り置きするほどの気力はまだ無いけれど、少しずつ、少しずつ…

 

 

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じっくり音楽を聴きたくなって部屋の隅に山積みになっているCDをごとごと開いたりしている。
私の大好きな人が、音楽は現実逃避でも、祈りでも、ポテトチップスでもいいと呟いていた。
私にとってはずっと祈りであり救いだ。縋るように音楽を聴くことをやめられないと思うけどそれでもいいじゃないかな。縋ることにより理解できない面もあるだろうけど、縋ってしまうからこそわかることもあるので。


徐々に育っていく気持ちが心なしか新鮮に感じられて変な感じがする。日々のときめき達が少しずつ近づいてきている。春という季節を好まないくせに、なぜか春みたいな心持ちに近しい。変だね。
明日は2日連続行き損ねた年金事務所に行かねば。どう頑張ってもお布団から起き上がることができなくて、ぐずぐずすることはまだまだあるけど。明日は起きて行けたらいいな。行けなくても別にいいのよ。ゆっくりと。
今日は新譜を聴くのに忙しいので、じっくり楽しんだら明日のために早めにお布団に潜り込もう。