2023.3.12

朝5時半に目が覚めた。前の日2時くらいに寝たので起きるのが早すぎる。
楽しみだというのもあるが、花粉のせいでもある。花粉が憎い、この世の全てが憎い。
眩しい外の光が洗濯物の影をカーテンに作っていて、それがなぜだか綺麗に見えてぼんやりと眺めた。そんな今日はクリープハイプのライブ。

 

恋人と待ち合わせをして海浜幕張へと向かった。
そうなんです、今回のライブは恋人と行ったのです。連番ではないけれど。
幕張は他のライブや催しもあったためカオスが極まっていた。我々の頭の中の斎藤宏介が「やばすぎんだろ」と言っていた。
幕張メッセの国際展示場。会場でっけ広広でっけ〜人多〜

 

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「身も蓋もない水槽」から始まった。緊急事態宣言から約3年。

「明日はどっちだ」この曲は死ぬまでに聴きたい曲のひとつ。まさかやってしまうとは…どうしよう、ねがいり聴けたらもう死ねてしまう、、
高一の時に毎朝行きたくなくてよく聴いていたこと、専門に通い始めてすぐの頃も朝縋るように聴いていたこと。数多思い出すことがあった。
「傷つける」高校時代、帰りの汽車でよく聴いた。アルバム最後の曲。家までの道を歩いた記憶。夕焼けと夕方の匂い。鮮明に思い出せてぼろぼろ涙が出てきて困った。今までこの曲にそんなイメージは無かったけれど唐突に記憶を揺すられた。あの頃の色々を忘れるんじゃないよと。
「チロルとポルノ」初めてクリープを見た時のライブでもやっていた。朝、汽車の中で友達とこれやったの嬉しかったねって話をした日のことを思い出した。尾崎さん、待ち受けにしてたよね。
「HE IS MINE」3年ぶりにライブで声を出した。個人的には声出し無しの方が好きだったけど、以前のライブのかたちに戻りつつあるんだなと変にしみじみとした。
「おやすみ泣き声、さよなら歌姫」シンプルにめちゃくちゃ好き曲なので聴けて嬉しかった。
めちゃくちゃメッセージソングですと言って始まった「二十九、三十」この曲には思い入れがありすぎてぼろぼろ泣いてしまった。
クリープが生活の中に存在するようになってからもう8年くらい経つ。それはもう思い出すことだらけ。特にこのバンドにはしんどい時助けてもらってきたから尚更。
とても良いライブだった。次はライブハウスで見たい。

 

ライブ後、恋人とご飯を食べお酒を飲んだ。
寮まで見送って駅まで歩くこと、もう無いのは少し寂しいと思う。この一年よく歩いた道。何かしらのタイミングで吹き零れたように思い出すことがあれば嬉しい。